医療現場には医師や看護師のほか、理学療法士、作業療法士、臨床検査技師、薬剤師、医療ソーシャルワーカー、栄養士、放射線技師など、さまざまな職種が存在します。
多職種が協力してチーム医療に取り組みつつ、患者のケアや治療においてそれぞれが重要な役割を果たしているのです。
そこで今回の記事では、医療現場でリハビリテーションに関連する仕事に取り組む職種にフォーカスを当ててみましょう。
理学療法士は、患者のリハビリテーションを担当し、運動機能の回復や改善をサポートする専門職です。怪我や病気の影響によって機能が制限されている患者の身体的な健康を守るため、最適なリハビリテーションを行います。患者に適切な運動療法を提供したうえで、日常生活への復帰が円滑に進むように支える仕事です。
リハビリテーションに従事する職種では、そのほか作業療法士や言語聴覚士が挙げられるでしょう。作業療法士は、主に怪我や病気、障害、年齢による身体的・精神的な制約を持つ患者のリハビリテーション、および治療を行う専門職です。無理のない日常生活が送れるように、患者の機能的な能力アップを図るためにさまざまな技術を用います。
そして、言語聴覚士は主に言語や聴覚に関する問題を抱える患者の評価や治療、リハビリテーションを行う専門職です。言語や聴覚などに障がいのある患者を対象に、コミュニケーション能力と生活の質の向上を目指しています。